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Top > お問い合せ > よくあるご質問:バルブ

よくあるご質問

01
水道用バルブの配管には、どれぐらいの長さのボルト・ナットを使用すればよいのでしょうか?
A.
配管用ボルト・ナットは、表01-1の寸法を使用してください。
表01-1 配管用ボルト・ナット寸法
呼び径 7.5K用 10K用 16K用
寸法 本数 寸法 本数 寸法 本数
50 M16×60 8 M16×60 8 M16×60 16
75 M16×70 8 M16×65 16 M20×75 16
100 M16×70 8 M16×65 16 M20×75 16
150 M16×75 12 M20×75 16 M22×85 24
200 M16×75 16 M20×75 24 M22×85 24
250 M20×80 16 M22×80 24 M24×95 24
300 M20×85 20 M22×80 32 M24×95 32
350 M22×90 20 M22×85 32 M30×110 32
400 M22×95 24 M24×100 32 M30×130 32
450 M24×100 24 M24×100 40 M30×130 40
500 M24×100 24 M24×100 40 M30×130 40
注)本数は、バルブ1台当たりの必要数です。
02
水道用バルブの配管には、どれぐらいのトルクでボルト・ナットを締め付ければよいのでしょうか?
A.
締め付けトルクの目安は、表02-1の通りです。
表02-1 大平面座形(RF形)の締め付けトルクの目安
ボルトの呼び 標準締め付けトルク(N・m)
M16 60
M20 90
M22 120
M24 180
M30 330
M36 500
<補足>
仮締め付けは、ガスケットを均等に圧縮するように、片方だけを締め付けないように、対称方向で順次、行ってください。(図02-1)
最終的な追い締め付けは、1本おきに往復しながら、順次全周を数回にわたりガスケットが均等に圧縮されるように締め付けて,最終的な締め付けトルクが上表02-1になるようにしてください。(図02-2)
図02-1 仮締め付け 図02-2 最終的な追い締め付け
詳細は、水道バルブ工業会編「水道用バルブ便覧」を参照してください。
03
GF形ガスケット1号、2号は、どう使い分けるのでしょうか?
A.
GF形ガスケット1号(図03-1)
高水圧用(10~20K)に使用します。

図03-1 GF形ガスケット1号(メタルタッチの場合)
GF形ガスケット2号(図03-2)
高水圧用(10~20K)に使用します。
フランジの異種金属同士の接触による電食の防止のために使用します。
(異種金属間のフランジを接合する場合、メタルタッチさせると、異種金属間の電位差による、電食が発生する恐れがあります。また、電食防止のため、配管ボルトには、絶縁ボルトを使用してください。)

図03-2 GF形ガスケット2号(メタルタッチでない場合)
詳細は、日本ダクタイル鉄管協会編「フランジ形ダクタイル管 接合要領書」を参照してください。
04
水道用バルブの耐用年数は、どれぐらいでしょうか?
A.
耐用年数は、使用条件(開閉頻度、設置環境、メンテナンスの状況等)により大きく変動することが予想されるために、一概に特定することはできません。
なお、通常の使用範囲内における耐圧漏れ、弁座漏れ及び作動不良についての、保証期間は1年間になります。
但し、通常の使用範囲以外での使用されたことが原因による故障については、保証致しかねますのでご了承ください。(使用範囲については、取扱説明書を確認してください。)

<補足>
水道バルブ工業会編「水道用バルブ便覧-改訂三版-」では、表04-1 バルブの推奨更新年数を目安に、更新するのが望ましいとされています。
表04-1 推奨更新年数
区分 弁種 推奨更新年数
管路のバルブ バタフライ弁 30年
仕切弁 30年
補修弁 30年
施設のバルブ バタフライ弁 24年
仕切弁 24年
注) 水道用バルブの推奨更新年数は、バルブの保証期間を意味するものでは、ありません。期間内であっても、定期的なメンテナンスや消耗部品の交換が必要です。又、使用条件などによっては、故障が発生し、修理などの処置が必要となる場合があります。
05
水道用バルブの開閉は、どれぐらいのトルクで操作すればよいのでしょうか?
A.
水道用バルブの開閉は、最大開閉トルク以下で操作してください。(表05-1、表05-2、表05-3)
表05-1 仕切弁の場合(ダクタイル鋳鉄仕切弁、ソフトシール仕切弁)
呼び径 最大開閉トルク(N・m) 破損危険トルク(N・m)
50 60 180
75 75 225
100 100 300
125 125 375
150 150 450
200 200 600
250 250 750
300 300 900
350 325 975
400 350 1050
450 425 1275
500 525 1575
注) ソフトシール仕切弁の止水は、ゴム弁座を圧縮することにより行うので、全閉時にメタルシート仕切弁のように、トルクが急激に変化することはありません。メタルシート仕切弁では、全閉時にトルクが急に大きくなり、弁棒が回転しなくなるのに比べ、ソフトシール仕切弁は、トルクの増加が緩慢なので、締め込みすぎないように注意してください。
  万一、止水できない場合は、異物のかみこみ等が考えられますので、無理にそのまま締め込まないでください。一旦開き異物を下流側に流した後、再度、閉操作を行うようにしてください。
なお、破損危険トルクを超えるトルクで操作すると、バルブが破損する恐れがあります。
表05-2 消火栓の場合(地下式消火栓、ボール式単口消火栓)
弁種 最大開閉トルク(N・m) 破損危険トルク(N・m)
地下式消火栓 単口 53 159
双口 70 210
ボール式単口消火栓 53 159
表05-3 補修弁の場合
呼び径 最大開閉トルク(N・m) 破損危険トルク(N・m)
75 53 159
100 70 210
06
水道用バルブには、キャップの形状が2種類ありますが、どう違うのでしょうか?
A.
水道用バルブの開閉方向には、右回り開きと左回り開きがあります。
開閉方向が判別できるように、キャップの形状が2種類に分かれています。(図06-1)
ツバなし:右回り開き
ツバ付 :左回り開き
右回り開きのキャップ 左回り開きのキャップ
図06-1 水道用バルブのキャップの形状
又、ソフトシール仕切弁には、Sの鋳出しが付いています。(図06-2)
右回り開きのキャップ 左回り開きのキャップ
図06-1 ソフトシール仕切弁のキャップの形状
07
バルブの操作時に生じやすい物損事故には、どのようなものがありますか?また、それに対してどのような防止方法があるのでしょうか?
A.
ソフトシール仕切弁の場合
例1) 閉操作で止水の手応えが分かりづらく、過大な操作力を加えたため、全閉時に弁棒又はめねじこまが破損して操作不能となった。(呼び径50~75で発生しやすい事故です。)
→最大開閉トルクを超えないように操作してください。

図07-1 ソフトシール仕切弁のめねじこま破損例
例2) 閉操作で止水の手応えが分かりにくかったので、過大な操作力を加えたため、パッキン箱の浮き上がり(ボルトの破断)により、漏水した。(呼び径50~75で発生しやすい事故です。)
→最大開閉トルクを超えないように操作してください。

図07-2 ソフトシール仕切弁の漏水例
08
水道用バルブの据付方向は、決まっていますか?
A.
バルブの据付には、バルブの特性や機能によって、据付方向が制限されますので注意してください。(図08-1 バルブの据付方向及び表08-1 バルブの据付方向適合表を参照してください。)
立置(水平配管) 平置(垂直配管) 横置(水平配管) 倒立(水平配管)
図08-1 バルブの据付方向
表08-1 バルブの据付方向適合表
弁種 バルブ据付方向 流れ方向
の規制
立置
(水平配管)
平置
(垂直配管)
横置
(水平配管)
倒立
(水平配管)
仕切弁※ △≦350<× ×
ソフトシール仕切弁 ○≦350<× △≦350<× ×
バタフライ弁 ×
空気弁 × ○(T字管) × ×
消火栓 × ○(T字管) × ×
補修弁 ○(T字管) ×
逆止め弁 ○(上方流れ) × ×
○:支障なし △:避けたほうが良い ×:不可
350:呼び径
※:立形での評価(横型専用ローラ付は対象外)
⇔:流れ方向の規制なし
⇒:流れ方向の規制あり
09
仕切弁には、内ねじ式、外ねじ式の2種類がありますが、どう違うのでしょうか?
A.
内ねじ式
ねじ部が、弁の内部(水に接する部分)に設けられた構造です。
外ねじ式と比較して高さが低いため、弁室の高さを低く出来る長所があります。
 
外ねじ式
ねじ部が、弁の外部(水に接しない部分)に設けられた構造です。
開閉頻度の多い場合(電動運転等)は、外ねじ式が使用されます。
(ねじ部の保守、部品交換が容易に出来るため)
流体に異物を含む下水用や農水用には、外ねじ式が使用されます。
内ねじ式 外ねじ式
図09-1 内ねじ式と外ねじ式の形状比較
10
ソフトシール仕切弁とメタルシート仕切弁は、どう違うのでしょうか?
A.
ソフトシール仕切弁
弁箱弁座の表面には、エポキシ樹脂粉体塗装が施されています。また、弁体弁座には、ゴムが使用されています。全閉時には、弁体のゴムが圧着され止水する構造です。
弁箱弁座底部がフラットな構造です。
 
メタルシート仕切弁
弁箱弁座及び弁体弁座には、銅合金、又はステンレス鋼が使用されています。弁座のクサビ形状の効果によって、全閉時に弁箱弁座と弁体弁座が密着して止水する構造です。
弁箱弁座の底部にポケットがあります。
ソフトシール仕切弁 メタルシート仕切弁
図10-1 ソフトシール仕切弁とメタルシート仕切弁の形状比較
11
レジコンの最小土被りはどれくらいですか?
A.
車道にレジコンを設置する場合、レジコンの土被りは30cm以上必要となります。
設計条件により異なりますので、都度ご相談ください。
参考文献
・(社)日本水道協会編「水道用バルブ類維持管理マニュアル2004」 
・水道バルブ工業会編「水道用バルブ便覧-改訂三版-」
・日本ダクタイル鉄管協会編「フランジ形ダクタイル管 接合要領書」
・日本ダクタイル鉄管協会編「便覧」


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