10月9~11日、神戸国際展示場、神戸国際会議場にて、令和6年度日本水道協会全国会議(水道研究発表会)が開催されました。
神戸水道展と同時開催で、9つの会場で3日間、477もの研究が発表され、全国から多くの方が訪れました。
今回は、「耐塩素性EPDMの材料開発 -VUCA時代における配合の多様化」について発表しました。
発表内容はこちらをご覧ください。
「耐塩素性EPDMの材料開発 -VUCA時代における配合の多様化-」
コロナウイルスはビジネス環境に多大な影響を及ぼし、産業界に大きな混乱を招きました。近年多発している自然災害や紛争などから、将来予測が困難な「VUCAの時代」とも言われ、企業側にも迅速な対応が求められています。
水道管路に必要なソフトシール仕切弁の弁体として使用される耐塩素性EPDMの材料、ポリマーとプロセスオイルが入手困難となるなか、製品の安定供給のため、材料の選定・配合の組み合わせの多様化への取り組みと、他製品への用途拡大として、耐震補強部材マルチガスケットへの耐塩素性EPDMの採用により、絶縁性、耐久性、耐薬品性等の副次的性能を追加できたこと(マルチガスケットPlus)を発表、多くの方にご清聴いただきました。
ライフラインである水道インフラの持続のため、弊社は今後も研究を続けてまいります。