耐震補修弁の耐震性能実験が水道産業新聞『耐震補修弁、埋設時も柔構確実に機能』に紹介されました。
先日、金沢大学ハードラボ地震工学・風工学実験室にて、宮島昌克金沢大学教授監修のもと、耐震補修弁の耐震性能実験が行われました。
今回は、震度7を記録した新潟県中越地震の実地震波を再現した振動台に、実際の現場での配管環境を再現すべく、湿潤な細砂にT字管とφ75×400の耐震補修弁を埋設、上部には空気弁を据え付け、0.75MPaの水圧をかけた状態で弁筐を想定した衝突壁に衝突させました。
周囲の細砂に拘束された状態でも、非埋設状態と同じ角度まで可とうし、漏水等の異常は見られず、耐震性能を発揮することが確認できました。
宮島教授からは、「補修弁などの付属具の下部を埋設する水道事業体にとっても安心できる実験結果になったことだろう。(中略)管路付属具、ひいては管路網全体の強靭化に是非役立てていただきたい」とコメントをいただいた時の模様が、水道産業新聞2019.10.17(第5364号) 『 耐震補修弁 埋設時も柔構造確実に機能 』で紹介されました。