制御に最適な流量特性とキャビテーション抑制性能を両立
球面整流フィン構造を弁体両面に設けた
ハイパフォーマンス耐キャビテーションバタフイ弁
バタフライ弁は流量制御弁として多くの管路で使用されています。
その一方で、キャビテーションによる騒音、振動や弁体への損傷、小開度時での
流量調整の課題があります。
その課題を解決するのが、です。
弁体は、弁体外周から流れ方向に平行に延伸された複数枚の整流板を弁体の両面に設け、その外面を球状とした
独自の『弁体両面球面フィン構造』を持っています。
耐キャビバタは、小開度〜中開度〜大開度の広範囲で流量が急激に上昇することなく、弁開度に合わせて流量が徐々に増加します。
1.小開度時の流量制御性が良好
2.弁の開き始め(弁開度0〜10%)の有効
流量が通常バタフライ弁の約1/4
3.全開時の有効流量が通常バタフライ弁の
約98%
※1 通常バタフライ弁全開時流量Qmaxを
100とした時の流量率
※2Cp=16での流行流量特性で当社比較
1.弁の開き始めの流量が小さく、小流量
からの制御が可能ですので、初期通水
時の流量調整に対応できます。
2.弁開度の変化に対し、流量が徐々に
変化しますので、精度の高い流量調整
が可能
3.同流量で弁開度調整範囲が広いので
幅広い使用条件に対応可能
弁体両面に水の流れと平行のフィン状の整流板に多数の細かい仕切り(隙間)を採用。
気泡同士の干渉を防いでキャビテーションの成長を抑制します。
滋賀県東北部工業技術センター・大阪産業大学との共同研究です。
弁固有キャビテーション係数が、通常バタフライ弁の約1/4~1/3(当社比)と小さく、
キャビテーションが発生しない領域が広いため、幅広い使用条件で抑制効果を発揮します。
弁体両面の整流板が球面整流フィン構造ですので、両方向での
制御を実現。
流れ方向が変化した場合でも制御可能です。
管の接合形式はフランジ形の他、NS形や更新形(面間伸縮)のバタフライ弁での製作が可能です。
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